第9回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年8月27日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第9回高専ハカセ塾では、「光について~ピンホール・レンズカメラ作り~と葉脈しおり作り」を実施しました。 今回は、作業手順の都合から、2つの講座を変則的に実施しました。
まずは、葉脈しおり作りの前半を実施しました。葉脈しおり作りの講義及び実習の指導は、リベラルアーツ系理数グループの上土井教授が担当しました。全体の概要説明の後に、全員で外に出て学内のいろいろな葉っぱを採集しました。葉っぱの汚れを落とし、水酸化ナトリウム水溶液で煮込んでいきましたが、
煮込む時間が長く薬品も使用することから、スタッフが担当し、その間にもう一つの講座を実施しました。
2つ目の講座はにNITKボランティアサークルによる実験工作教室「光について~ピンホール・レンズカメラ作り~」を実施しました。光の反射・屈折などの基本的な性質を学習した後に、1つでピンホールカメラとレンズカメラの2つが楽しめるピンホール・レンズカメラを作成しました。作成後は、外の景色をピンホール・レンズカメラで覗いてみました。

最後は、葉脈しおり作りの後半を実施しました。煮込んでいた葉っぱを取り出し、筆で葉肉を落とし乾燥させて、ラミネートシートに挟んで飾りもつけて、オリジナルの葉脈しおりを作成しました。NITKボランティアサークルによる実験工作教室の講座は、オンラインでも配信し、高専ハカセ塾有明高専会場の受講生にも参加してもらいました。

第8回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年8月20日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第8回高専ハカセ塾では、「電気と磁気の実験と自由研究」を実施しました。
前半の実験講座の講義及び実習の指導は、リベラルアーツ系理数グループの磯谷准教授が担当しました。まずは、モーターや発電機を利用して、フレミングの左手・右手の法則などの基本となる原理を学習しました。次に、各自でコイルを巻いてクリップモーターを製作し、スタッフのアドバイスも受けながら、全員がコイルを回すことができました。さらに、各自で製作したコイルを再利用し、紙コップスピーカーも製作しました。最後に、制作したスピーカーがマイクとして利用できることも実験を行いながら学習しました。今回の講座を通して、電流と磁界の不思議な関係について理解できたようです。
後半は、受講生が各自で行う自由研究を実施しました。夏休み中の最後の自由研究の時間ということで、実験に一区切りついた受講生は、今までに行った実験の分析も行いました。

第7回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年8月11日(木・祝)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第7回高専ハカセ塾では、「自由研究」を実施しました。
今回は、実験講座は行わず、受講生が各自で行う自由研究の時間としました。受講生は担当スタッフごとに分かれて、担当スタッフや学生メンターの助言を受けながら、自宅で行った実験や観察の確認や分析を行い、さらに、自宅では実施しにくい実験なども学生メンターのサポートを受けて実施しました。12月の成果発表会や3月の小中学生ジュニア学会に向けて各自で進めていきます。

第6回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年8月6日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第6回高専ハカセ塾では、「地震に関する実験と自由研究」を実施しました。
前半の実験講座の講義及び実習の指導は、生産システム工学系ACグループの脇中助教が担当しました。地震についての基礎知識を学びながら、地震に関するいくつかの実験を行いました。1つ目の実験は、2種類の土を使った断層の実験で、断層のでき方について学習しました。2つ目は、竹ひごと粘土を使った実験を行い、高層ビルと一軒家の揺れの違いについて学習しました。最後は、高専生による演示実験やペットボトルを使った実験により、地震による液状化現象について学びました。
後半は、受講生が各自で行う自由研究を実施しました。夏休みに入り、自宅でできる実験や観察は各自で行い、高専では担当スタッフや学生メンターの助言を受けながら、各自の自由研究を進めました。

第5回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年7月23日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第5回高専ハカセ塾では、 「冷たい世界を体験しよう!と自由研究」を実施しました。
前半の実験講座の講義及び実習の指導は、リベラルアーツ系理数グループの東田教授が担当しました。まず、風船やプラスティックボールなどを-196℃の液体窒素につける実験で、物質の状態変化や温度による体積変化を学習しました。次に、酸素・二酸化炭素などの気体を液体窒素で冷却し、青色の液体酸素やドライアイスができる実験を行いました。最後に、超伝導体がネオジム磁石のレールの上で浮上する超伝導現象の一つである「マイスナー効果」の演示実験を行いました。来校できない受講生には、オンラインで講座を配信しました。
後半は、受講生が各自で行う自由研究を実施しました。ほとんどの受講生がテーマを決定し、担当スタッフや学生メンターの助言を受けながら、自由研究を進めました。

第4回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年7月9日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第4回高専ハカセ塾では、「研究に利用できるLINE講座と自由研究」を実施しました。
今回は、各自で行う自由研究をメインとし、はじめに、高専ハカセ塾OBで本科3年生の嶋中海人君に研究に利用できるLINEの話をしてもらいました。高専ハカセ塾第2段階受講生のときに実施したマイコンとLINEを組み合わせた研究についての説明があり、さらに、その他のLINEの利用方法についての紹介がありました。最後に、受講生やスタッフからの質問に答えてくれました。
後半は、担当スタッフの指導の下で、各自の自由研究を進めました。実施計画が立っていない受講生は、各自で文献調査を行い、スタッフとも相談しながら、研究内容を具体化しました。すでに、実験が可能な受講生は、学生メンターのサポートを受けながら実験を進めました。

第3回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

6月25日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて、第3回高専ハカセ塾「Scratch (スクラッチ)を用いたプログラミング講座と自由研究のテーマ決定」を実施しました。
前半のプログラミング講座の講義及び実習の指導は、拠点化プロジェクト系情報セキュリティグループの村田教授が担当しました。プログラミングの基礎やScratch (スクラッチ)の簡単な説明の後に、講師の指示に従いながら、各自で猫などの絵を動かし、簡単なゲームも作成しました。ブロックによるプログラミングに慣れてくると、Web上のサンプルやチュートリアルを参考にして、さらに講師や学生メンターからも助言をもらいながら、複雑な動きをするアニメーションやゲームの作成を行いました。
後半は,各自でプログラミングの実習を行いながら、自由研究のテーマや実験方法について、担当スタッフと個別に打ち合わせを行いました。当日、来校できなかった受講生とはオンラインでの打ち合せを行いました。

第2回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年6月18日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第2回高専ハカセ塾では、「卵落としの実験と自由研究のテーマ探し」を実施しました。
前半の卵落としのルールや実施方法の説明は、社会人メンターの河﨑特命客員教授が行いました。昨年度とはルールを変更し、A4コピー用紙3枚、ホッチキス、スティックのりのみでオリジナルのエッグプロテクターを作成し、卵を入れて2階から落とすことにしました。
受講生をはじめ、学生メンターや保護者の方も参加し、各自で工夫しながら卵を保護するエッグプロテクターを作成しました。今年度は、2回のチャレンジを行い、1回目での成功者は少なかったのですが、2回目には、失敗の原因を考え、うまく卵を保護するエッグプロテクターを作成することができました。失敗から解決方法を考えることで、今後の研究にとっても貴重な経験になったようです。
卵落としの実験後には、過去の受講生の自由研究のテーマも参考にして、各自のテーマ探しを行ってもらいました。受講生はインターネットで文献調査を行い、スタッフとも相談しながら、各自の興味あるテーマについて検討しました。次回以降にテーマや担当スタッフも決定します。

第1回令和4年度開講式(R4)

6月11日13:00~16:30
「高専ハカセ塾」の令和4年度開講式およびオリエンテーションを開催しました。
今年度も、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各高専・キャンパスをオンラインで中継し開催しました。
開講式では、開講宣言、有明高専・八木雅夫校長からの挨拶、大牟田市教育委員会からの挨拶、及び受講生代表による挨拶、スタッフ紹介が行われました。その後、NPO法人あなたのくうかんおおいた代表小西忠司様より「やんちゃな子どもから博士へ、そして、理科フリースクールに未来をつなぐ。」と題して特別講演を頂きました。特別講演は実験も交えた、大変興味深いものでした。
参加者は小学5年生から中学3年生までの受講生が有明高専会場25名、熊本高専熊本キャンパス会場17名、熊本高専八代キャンパス会場11名、久留米高専会場15名と自宅からオンライン参加1名の計69名とその保護者、そして、各会場の関係教職員とメンターでした。
「高専ハカセ塾」の活動は各会場に分かれて毎月2回程度の頻度で行い、その他には合同研修等を計画しております。また、12月の成果発表会や来年3月の小・中学生ジュニア学会において受講生は研究成果を発表する予定です。

体験説明会のお知らせ(終了いたしました)

JSTジュニアドクター育成塾「高専ハカセ塾」新規受講生(第5期生)を募集中です。(詳細は別投稿をご覧下さい。)『「高専ハカセ塾」ってどんなことするの?』『申込用紙の書き方がよくわからない』質問や心配がある方は申込前に事前体験説明会に参加してみませんか。
体験説明会に参加できない方のために説明動画もご用意しております(要申込み)。

【内容】
高専ハカセ塾の概要説明、講座体験、申込用紙の書き方

【会場】
・オンライン会場(説明+質疑)
 4月29日(金・祝)10:30~11:00 Zoom
・有明高専会場(説明+質疑+体験)
 4月29日(金・祝)一般教育北棟1F物理実験室 13:30~15:00
 (有明高専会場受講希望者に限らせて頂きます)
・熊本高専八代キャンパス会場(説明+質疑+体験)
 4月30日(土)1F合同講義室 13:30~15:00
 (熊本高専八代キャンパス会場受講希望者に限らせて頂きます)
・説明動画視聴(5月10日までいつでもご覧いただけます。)

【申込方法】
以下のWEBフォームから説明会は4月27日(水)まで、動画視聴は5月10日(火)までにお申し込みください。
体験説明会・動画視聴お申し込みフォーム
※お申込み頂いた方には、自動返信の確認メールをお送りしておりますが、確認メールが来ない場合は、お手数ですがお電話ください(0944-53-8821)。

【その他】
新型コロナウイルス拡散防止対策のためご不便をおかけしますが、以下の内容をご了承下さい。
会場ではマスクの着用、手指消毒にご協力下さい。ご家族の方の付き添いは最小限でお願いいたします。体調のすぐれない方、風邪症状(発熱・咳・咽頭痛・倦怠感など)のある方は参加を見合わせて下さい。広域の人の移動を避けるため、有明高専会場での体験説明会は有明高専会場受講希望者のみ、熊本高専八代キャンパス会場での体験説明会は熊本高専八代キャンパス会場受講希望者のみに限らせて頂きます。オンライン説明会は受講希望会場を問わずどなたでもお申し込み頂けます。