第17回熊本高専八代キャンパス会場(R3)

11月27日(土)開催の第17回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「自由研究の実験とまとめ」を実施しました。
各受講生が6月から実施してきました自由研究をまとめる作業に入り、実験が順調に進んだ受講生は、担当スタッフと実験結果の分析を行いました。また、分析まで終わった受講生は、学生メンターの助言を受けながら発表資料を作成しました。一方、実験があまり進んでない受講生は、学生メンターに協力してもらいながら、追実験も行いました。各受講生がそれぞれのペースで、スタッフとも相談しながら、12月18日の成果発表会に向けて準備を行いました。

第13回久留米高専会場(R3)

11月20日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第13回目の講座を実施しました。
前半は、第6回目の講座で学習した内容を活かして、日本情報オリンピックジュニア大会 国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ2021」(特定非営利活動法人情報オリンピック日本委員会 主催)に参加しました。
ビーバーチャレンジは、順位をつけて競い合うことは目的とせず、コンピュータ科学とComputational Thinkingに関連した親しみやすい問題に取り組むことで、コンピュータ科学に興味をいだくきっかけとなることを目的としています。「考える力」「自分で考えるという意識」を向上させる一助になることも期待されます。
コンテストでは、学年に応じた5区分の問題が出題され、小学生(5、6年)は30分、中学生(1、2年)は40分、受講生達は最後まで集中して問題に取り組んでいました。
終了後には「この問題が難しかった」、「この問題はこう考えた」と受講生同士で盛り上がっていました。
講座の後半は各自で決めた研究テーマについて、教員やメンターに研究内容のまとめ方、必要な情報や資料の集め方などの助言を受けながら、自由研究を進めました。

第14回有明高専会場(R3)

11月20日(土)13:30~16:30「化学実験」
シニアメンターの西先生と有明高専 環境・エネルギー工学系 応用化学コースの藤本先生によるいろいろな化学実験を行いました。
ヨウ素デンプン反応では、ヨウ素液とデンプン液を合わせて撹拌すると透明だった溶液が紫色に変わりました。ヨウ素液の濃度を変えると反応時間がどのように変わるかを計測した後、今度はヨウ素液の濃度から反応時間を推測しました。
テルミット反応ではアルミニウムの粉末と酸化鉄の粉末を混合し、マグネシウムを導火線として火をつけました。激しく反応し、酸化アルミニウムと鉄ができました。生成した塊を磁石に付けて、鉄ができたことを確認しました。
その他に匂い物質の生成(エステル)、薬品の合成(サリチル酸メチル)、
銀鏡反応などの実験を行いました。
受講生は化学実験による色の変化、激しい反応、匂いの変化などを体験しました。

第16回熊本高専八代キャンパス会場(R3)

11月20日(土)開催の第16回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「冷たい世界を体験しよう!(液体窒素、超伝導)」を実施しました。
講義及び実験の指導は、拠点化プロジェクト系の東田先生が担当しました。まずは、物質の構造や状態変化について学習した後に,液体窒素の観察や温度測定を行いました。次に、液体窒素を利用していろいろな物を冷やして、低温による物質の変化を調べました。用意した花は、カチカチになり皮手袋をした手で握るとバラバラにくずれ、カラーボールは床に落とすと割れてしまいました。受講生も各自で気になる物を持ってきて、液体窒素で冷やしてその変化を観察しました。さらに、風船やビニール袋を用いて、温度や状態変化による体積変化についても調べました。また、空気、酸素、二酸化炭素などの気体も冷却し、その変化を観察しました。特に液体酸素の薄い青色には興味を持った様子でした。最後に、高専生が作成したネオジム磁石の上で、超伝導体が浮上するマイスナー効果についても実験を行いました。逆さまにしても落ちない様子に、さらなる探求心が芽生えたようでした。
講座後には、担当スタッフごとに分かれて、自由研究の確認や実験を行いました。実験や結果の分析が進んでいる受講生には、12月18日(土)の成果発表会に向けて、学生メンターの指導を受けながら発表資料の作成も行いました。

きのくにロボットフェスティバル2021全日本小中学生ロボット選手権 九州北部地区予選会

11月14日 10:00~15:00「全日本小中学生ロボット選手権九州北部地区予選会」
きのくにロボットフェスティバル2021全日本小中学生ロボット選手権九州北部地区予選会を有明高専第一体育館にて開催しました。
各会場の高専ハカセ塾受講生に加えて一般の参加希望者も参加しました。参加者は小学生の部17名、中学生の部16名で、予選から決勝に進んだのは小学生10名、中学生8名でした。
昨年度の交流会からさらに工夫を重ねて作られたロボットもあり、昨年度よりもレベルが高く、予選会は大いに盛り上がりました。 (上位入賞者はこちら)
全国大会はコロナウイルス感染拡大防止のため動画審査にて行われます。九州北部地区予選会の小学生の部、中学生の部各上位2名は、本予選会の決勝を録画した「競技判定用動画」とアピール用の「特別賞審査用動画」で全国大会に出場します。

第15回熊本高専八代キャンパス会場(R3)

11月13日(土)開催の第15回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「きのくにロボットフェスティバル2021全日本小中学生ロボット選手権九州北部予選」に参加する受講生の競技動画を撮影しました。
八代会場からの北部予選出場は、2名でしたが、翌日14日(日)に有明高専で開催される北部予選に対面では参加せず、八代キャンパスで競技の様子を撮影し、動画による北部予選出場となりました。2名とも工夫した面白いロボットでしたが、翌日の北部予選の結果では、惜しくも地区代表には選ばれませんでした。しかし、今後の研究のためにも良い経験になったようでした。

第12回熊本高専熊本キャンパス会場(R3)

令和3年11月13日(土)、熊本高専熊本キャンパス会場では、第12回高専ハカセ塾を実施しました。今回は、熊本高専の古江研也名誉教授を講師とし、学外研修「菊池川流域と阿蘇谷の水環境~水を通して見えてくるもの~」を行いました。本講座は、熊本高専の1年生学生が解説を務めました。
菊池川水運と米作りの歴史を知り、稲作における水争いの解決方法としての分水、番水について学習しました。また、交通の要衝にある神社と湧水、水への信仰について理解を深めました。
朝から夕方までの長時間の研修でしたが、天候にも恵まれ爽やかな秋空の下、受講生と説明を務めた学生が親睦を深める様子も見られました。

サイエンスカンファレンス2021

JST主催の「サイエンスカンファレンス2021」が11月6日~7日にオンラインで開催されました。これは全国のジュニアドクター育成塾の第二段階の受講生が集まり、地域や専門分野を超えて交流・啓発し合い、さらなるステップアップを目指すことを目的として毎年開催されているものです。初日は非公開の研究発表審査会、2日目はサイエンスアゴラの公開イベントとして参加者同士の交流会等がありました。高専ハカセ塾からは有明高専会場の今田さんと久留米高専会場の塩見さんの2名が参加・登壇し、取り組んでいる研究の魅力や成果等を皆さんに伝えることができました。審査結果の上位者にのみ与えられる「分野賞」を2名とも受賞することができ、充実した2日間となりました。

第14回熊本高専八代キャンパス会場(R3)

11月6日(土)開催の第14回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「魚とえびの解剖」を実施しました。
講義及び実習の指導は、生産システム工学系BCグループの吉永先生が担当しました。まず、魚の解剖では、各グループで協力してタイやアジの解剖を行い、えらや内臓を観察しました。次に、えびの解剖では、外観・頭部・腹部などの観察を行い、魚とえびの内臓の違い等を調べました。今回の実習では、グループで協力して魚類と甲殻類の解剖を行いながら、体のつくりをじっくり観察し、魚類と甲殻類の体の構造の違いを学習しました。
実習後には、担当スタッフごとに分かれて、自由研究の確認および実験を行いました。また、全日本小中学生ロボット選手権九州北部予選に出場する受講生は、大会本番に向けて、競技フィールドを使った練習を行いました。

第12回久留米高専会場(R3)

11月6日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第12回目の講座を実施しました。
今回は、12月18日の成果発表会に向けて、図書館内の総合情報センター 演習室で自由研究のポイント、研究テーマ決めの動機や研究の方法について、あらためて学習しました。
これまでの多様経験型プログラムでは、様々な実験や、製作、体験を通して自分の興味があるテーマを見つけるきっかけとなりました。本日の講座は、これから本格的に研究を進めていく準備を整えるための1日となったようです。
すでに、自分の研究テーマを決めている受講生は、研究を進める中で新たにでてきた課題の解決方法や研究成果のまとめ方などを担当教員や学生メンター、社会人メンターに相談しながら、作業を進めました。
受講生それぞれの研究の成果がどのように発表されるのか、発表会が今からとても楽しみです。