第3回久留米高専会場(R2)

10月31日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第3回目の講座を実施しました。
今回は、制御情報工学科の教員を講師に迎え、「ビーバーチャレンジによる情報科学入門」と題して情報科学について学習しました。
前半は、コンピュータで使用される誤り検知の例として、図書の裏表紙に印刷されている国際標準図書番号「ISBN」についての解説があり、実際の図書を用いて、チェック桁を計算し、誤り検知の仕組みを学びました。
受講生は、様々な図書を選び、計算して確認していました。
後半は、情報科学に関する「ビーバーチャレンジ」の問題に取り組みました。
受講生は、ランダムに配布された過去問題を、社会人メンターや学生メンターの助言を受けながら解き進めました。
メンターによる採点や解説を受けることで、受講生の情報科学に対する好奇心が生まれたようでした。

第5、6回熊本高専熊本キャンパス(R2)

「光と色について1,2」のテーマで、第5回と第6回の高専ハカセ塾を、10月17日(土)と24日(土)に、熊本高専熊本キャンパスの物理実験室で実施しました。
第5回では、最初に光の波長について学習し、実際に簡易分光器を作って、蛍光灯の光の波長測定や太陽光のスペクトル観察をしました。蛍光灯の光の波長(紫、青、緑、オレンジ)を10ナノメートル(=0.000 000 010 m)程度の誤差で測定でき、実験は大成功です。次に、赤(R)、緑(G)、青(B)のLEDを用いて光の合成を行い、RGBの明るさを調整すると色が変わることに気づき、シアン、マゼンダ、イエロー、ホワイトの表示ができました。
第6回では、光の偏光について学習し、偏光の働きと偏光を用いた機器の仕組みを調べました。偏光板を用いて光の偏光方向(光の電界の振動方向)を見つけ、また2枚の偏光板を使えば光の透過としゃ断ができ、このことを実際に液晶ディスプレイで確かめました。それから、偏光板にセロハンテープをはさんで色を作る実験では、多くの色を作ること、特に赤を作ることに競って挑戦しました。

第5回有明高専会場(R2)

10月24日(土) 13:30~16:30「プログラミングロボット」
「mBlock」というプログラミングソフトを使って、「mBot」という車型のロボットを動かしました。
講師から出題されるロボットの動作が複雑になると、ロボットが思うように動いてくれず、プログラムを修正しながら、ロボットの動作を確認する作業に根気強く取り組みました。正方形に動かす、黒い線をたどる(ライントレース)、センサーを使って障害物をよける、などの動きを試しました。

第2回久留米高専会場(R2)

10月24日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第2回目の講座を実施しました。
今回は、連携講座として、高専ハカセ塾 有明高専会場のシニアメンターを講師に迎え、「食品の糖度を測ってみよう」「物質の色と分子の形」と題して化学実験を行いました。
前半は、屈折糖度計を使って、濃度の違う砂糖水や様々な試料(野菜・果物・飲料・はちみつなど)の糖度を測り、光の性質や、水溶液の濃度による屈折率の違いについて学習しました。ひとつの野菜や果物でも測定する部位によって糖度が違い、受講生は、梨の上下、外側、中心部など部位ごとの糖度を測定し記録しました。
後半は、水溶液の色の変化から、分子構造のしくみや反応速度、pH条件による色の変化について学びました。
水酸化ナトリウム水溶液にグルコース、インジゴカルミン水溶液を混ぜる酸化還元反応(信号反応)の実験では、黄色から赤、緑へと水溶液の色が変化する様子に受講生から歓声が上がりました。
pHによる色の変化の実験では、植物色素を酸性からアルカリ性までのpHの異なる5段階の水溶液に加え、色の違いを確認しました。
二人一組で話し合いながら実験を行い考察することで、受講生同士の緊張もほぐれた様子で、身近な食べ物を使った測定や液体が様々な色に変化する実験など、化学実験を楽しく体験することができたようです。

第7回熊本高専八代キャンパス会場(R2)

10月24日(土)開催の第7回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「電気と磁気の実験」を実施しました。
講義及び実験の指導は、リベラルアーツ系理数グループの磯谷先生が担当しました。電流と磁界の関係、電磁石、フレミングの法則などの説明とともに、モーターや発電機の原理の学習も行いました。学習した内容を元に、まずはクリップモーターを制作しました。次に、各自で制作したコイルを利用して、スピーカーの制作も行いました。さらに、机や壁などのいろいろなところをスピーカーにした実験も行いました。
実験講座の後には、3名の社会人メンターの指導の下、各自の自由研究の実験を行いました。

第1回久留米高専会場開校式・始業式(R2)

令和2年10月17日(土)に、久留米高専において、「令和2年度高専ハカセ塾(久留米高専会場) 開校式」を行いました。
開校式には、多数の応募の中から選抜された受講生(小学5年生~中学3年生 15名)、保護者、教職員等 約50名が出席し、受講生代表による挨拶、本校の本庄校長による「科学・技術・人間・宇宙 ―私たちはどこから来てどこへ行くのかな?-」と題した講演等が行われました。
また、開校式に引き続きオリエンテーションを実施し、受講生の自己紹介やスタッフ紹介を行い、次回以降の講座に向けて、研究ノートの使い方やオンライン講座のための接続ツールの使い方の説明を行いました。
受講生は、1月に開催予定の成果発表会まで、様々な分野の専門講座や他キャンパスとの合同研修を通して自分の興味のある科学分野を見つけ、研究を進めていきます。
受講生の皆が、高専ハカセ塾の仲間とともに意欲的に活動してくれることを期待しています。

第6回熊本高専八代キャンパス会場(R2)

10月17日(土)開催の第6回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「魚とえびの解剖」を実施しました。
講義及び実習の指導は、生産システム工学系BCグループの吉永先生が担当しました。まず、魚の解剖では、お店でも目にするタイ、スズキ、アジ等の解剖を行い、えらや内臓の観察を行いました。次に、えびの解剖では、外観・頭部・腹部などの観察を行い、魚とえびの内臓の違い等を調べました。今回の実習では、グループで魚類と甲殻類の解剖を行いながら、体のつくりをじっくり観察し、2つの違いを話し合い、魚類と甲殻類の体の構造の違いを学習しました。
実習後には、3名の社会人メンターの指導の下、各自の自由研究の実験や研究の進め方について話し合いました。

第5回熊本高専八代キャンパス会場(R2)

10月10日(土)開催の第5回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「液状化の実験」を実施しました。
講義及び実験の指導は、生産システム工学系ACグループの脇中先生と研究室のメンバーが担当しました。自己紹介を使ったゲームによるアイスブレーキングの後に、まずは、地震のメカニズムについて学習し、2種類の土を利用した断層模型の実験を行いました。次に、震度とマグニチュードについて学習した後、竹ひごと消しゴムを使った一軒家と高層マンションの揺れを比較する建物の揺れ実験を行いました。最後に、地震による液状化現象のメカニズムを学習し、水槽による液状化の実験やペットボトルを利用した液状化の教材を作りました。
実験講座後には、3名の社会人メンターの指導の下、各自の自由研究について個別に話しながら、今後の研究に進め方について確認しました。

第4回有明高専会場(R2)

10月10日(土)13:30~16:30「地震について」「研究の進め方」
前半は、なぜ地震が起こるのか、そして地震に耐えることができる建物の構造の説明をうけました。その後、「紙ぶるる」というキットを使って紙の家を組み立て、手で揺らして家の揺れ方を観察しました。また、屋根におもりをつけたり、筋交いを入れたりすると、揺れ方がどうなるかを観察しました。
後半は、自主研究の進め方について説明を受けました。「身の回りのなぜ?どうして?」をノートに書き出し、それをもとに研究してみたいテーマを考えました。