第15回熊本高専熊本キャンパス会場(R4)

令和4年11月19日(土)熊本高専熊本キャンパスにて、八代キャンパス建築社会デザイン工学科の脇中助教を講師にお迎えし、第15回高専ハカセ塾(熊本キャンパス会場)「地震・断層・液状化の実験」を実施しました。
はじめに地震のメカニズムについて学習し、2種類の土を使った断層模型実験を行いました。次に震度とマグニチュードについて学習したあと、竹ひごと粘土を使って一軒家と高層マンションの揺れを比較する実験を行いました。最後は地震による液状化のメカニズムと被害について学習し、ペットボトルを用いた簡易液状化再現装置の作製を行いました。
受講生は実験前の予想とは異なる実験結果が出て驚いたり、普段目にすることのできない地中の様子を実験で確認できたことで、地震についての理解が深まったようです。

第12回久留米高専会場(R4)

11月19日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第12回目の講座を開催しました。
前半は、日本情報オリンピックジュニア大会 国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ2022」(特定非営利活動法人情報オリンピック日本委員会 主催)に参加しました。
ビーバーチャレンジは、順位をつけて競い合うことは目的とせず、コンピュータ科学とComputational Thinkingに関連した親しみやすい問題に取り組むことで、コンピュータ科学に興味をいだくきっかけとなることを目的としています。「考える力」「自分で考えるという意識」を向上させる一助になることも期待されます。
コンテストでは、参加対象の学年に応じた5区分の問題が出題され、小学生(5、6年)は30分、中学生は40分、受講生達は最後まで集中して問題に取り組んでいました。
終了後には「この問題が難しかった」、「この問題はこう考えた」と受講生同士で盛り上がっていました。
講座の後半は前回各自で研究計画をまとめて発表した研究テーマについて、教員やメンターに研究方法や仮説についての考察、今後の課題などの助言を受けながら、自由研究を進めました。

きのくにロボットフェスティバル2022全日本小中学生ロボット選手権九州北部地区予選会

11月12日 10:00~15:00「全日本小中学生ロボット選手権九州北部地区予選会」
きのくにロボットフェスティバル2022全日本小中学生ロボット選手権九州北部地区予選会を有明高専第一体育館にて開催しました。
各会場の高専ハカセ塾受講生に加えて一般の参加希望者も参加しました。当日の参加者は小学生の部28名、中学生の部8名で、予選から決勝に進んだのは小学生14名、中学生4名でした。
今年度は小学生の部の参加者が例年に比べて大幅に増えました。また中学生の部はレベルが高く少数精鋭の競技となりました。どのロボットも工夫を重ねて作られており、予選会は大いに盛り上がりました。 (上位入賞者はこちら)
全国大会は和歌山県御坊市にて3年ぶりに対面にて行われます。九州北部地区予選会の小学生の部、中学生の部各上位2名が全国大会に出場します。

サイエンスカンファレンス2022

JST主催の「サイエンスカンファレンス2022」が11月12日~13日にオンラインで開催されました。これは全国のジュニアドクター育成塾の第二段階の受講生が集まり、地域や専門分野を超えて交流・啓発し合い、さらなるステップアップを目指すことを目的として毎年開催されているものです。
初日は研究発表審査会、2日目は「月開発」や「水産資源」を題材としたワークショップがありました。高専ハカセ塾からは有明高専会場の原さんと熊本高専会場の高見さんの2名が参加・登壇し、取り組んでいる研究の魅力や成果等を皆さんに伝えることができました。
審査の結果、原さんは「チャレンジ賞」、高見さんは「プレゼンテーション賞」を受賞することができ、充実した2日間となりました。

第15回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年11月5日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて第15回高専ハカセ塾「簡易光度計(光検出システム)の作製と濃度計測および自由研究」を実施しました。
前半の講座の講義および実習の指導は、拠点化プロジェクト系地域協働プロジェクトグループの二見准教授が担当しました。
講座は、まず、講師からの「このコップに入っているコーヒーは、市販のコーヒーを薄めたものかどうかを知りたい。どうすればいいだろうか?」という問いから始まりました。この問いに答えるために、 LED、光センサー、および、 Arduino (アルドゥイーノ) を用いた簡易光度計(光検出システム)をグループで作製しました。作製した簡易光度計は、LEDと光センサーの間に試料を置き、光の透過率を測定することで濃度を比較できる計測器となりました。
次に、市販のコーヒーを水で希釈して、様々な濃度のコーヒーを準備しました。作製した簡易光度計を用いて、この様々な濃度のコーヒーの透過率を計測し、コーヒーの濃度と透過率からなる検量線を作成しました。作成した検量線と比較することで、初めに登場したコーヒーは、市販のコーヒーを薄めたものであることがわかり、科学的な方法で謎が解けて、受講生は改めて科学の底力を実感したようでした。
後半は、受講生が各自で行う自由研究を実施しました。久しぶりの自由研究だったので、各担当スタッフに分かれて現状を確認後、各自の研究を進めていきました。

第13回熊本高専熊本キャンパス(R4)

令和4年11月5日(土)、熊本高専熊本キャンパスにて、企画運営部の小田川教授を講師として第13回高専ハカセ塾(熊本キャンパス会場)「圧電ミニエレキギターの作製と音波の実験」を実施しました。
はじめに音が波として伝わること、波の振幅や振動数によって音の大きさ、高さが変化すること等を学びました。受講生は実際にオシロスコープを使って、自分の声の大きさや高さを変えて波形の変化を確認しました。
次にスピーカーから音が出る仕組みを学んだ後、各自で説明書を確認しながら、圧電ミニエレキギターを製作しました。ブレッドボードのパーツ配置場所を間違えたり、力が入りすぎて配線が切れたりなどのアクシデントもありましたが、全員完成させることができました。
最後に、ミニギターに加えて準備してあったギターや琴、ハンドベルの音をスピーカーから出力して、音の変化を楽しみました。

第12回有明高専会場(R4)

11月5日(土)13:30~16:30「化学実験・物理実験」
前半は、シニアメンターの西先生から、化学の「燃焼」をテーマに原子と分子や、マッチに火が付く仕組みについて説明がありました。実験ではマッチに火をつけたり、アルコールやサラダ油を燃やしたりしました。また、アルミ缶と紙コップを使った装置を使って、アルコールを気化させた後、爆発的に燃焼させて紙コップを飛ばしました。受講生たちは怖がりながらも何度も紙コップを飛ばしました。
後半は一般教育科の竹内教授から、物理の「波」をテーマに、横波と縦波、ウェーブマシーン、オシロスコープや音叉を使った実験を交えながら説明がありました。人間が聞き取ることができる音の周波数を調べたりしながら、最後は風船電話とばね電話を工作して音の伝わりを体感しました。

第12回熊本高専熊本キャンパス(R4)

令和4年10月23日(日)、熊本高専熊本キャンパスにて、第12回高専ハカセ塾(熊本キャンパス会場)「マイクロマウス九州地区大会見学・電波祭」を実施しました。
はじめに第31回マイクロマウス九州地区大会のロボトレース競技を見学しました。受講生は第9回高専ハカセ塾でロボトレースカーを作成しマシンの走行を体験していましたが、今回はさらに複雑で長いコースを走るマシンを見学することができました。続いて行われたマイクロマウス競技では、競技コースの描かれた用紙が入った複数の封筒から高専ハカセ塾受講生が一つ選び、今大会のコースを決定しました。また、決定したコースを作成する作業にも参加しました。とても小さなマイクロマウスのマシンがコースを学習し、目にもとまらぬ速さでコースを駆け抜ける様子を受講生は興味深く見学していました。
また、この日は本校の学園祭である電波祭の開催日だったため、受講生は講座終了後に電波祭も楽しみました。

第14回熊本高専八代キャンパス会場

令和4年10月22日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第14回高専ハカセ塾では、「プログラミング講座(トイドローン)」を実施しました。
今回の講座の講義及び演習の指導は、電子情報システム工学系CIグループの野尻講師が担当しました。
まず、パソコンの基本操作を確認した後に、プログラミングの基本を学習しました。次にプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」で簡単なプログラミングの練習を行い、早速、ドローンの手動操縦プログラミングによる離陸・着陸を行いました。さらに、回転やフリップ、連続的な前後・左右・上下の移動にも取り組みました。すべての受講生が基本的な動作を行えるようになったところで、学生メンターが講座会場に設置したコースにチャレンジしました。トンネルを抜けたり、壁を越えたり、難しいコースでしたが、受講生は失敗しながらも何度もトライしていました。最後に、簡単な自動操縦プログラミングにも取り組みました。今回は約3時間の講座でしたが、受講生はまだまだ操縦したい様子でした。

第11回久留米高専会場(R4)

10月22日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第11回目の講座を開催しました。
今回は、第10回高専ハカセ塾で学習した内容の続きとして、事前に自由研究のテーマを提出してもらい、各自の研究計画について、1人5分程度の発表をしてもらいました。
受講生達は、自分の興味のある研究分野について、研究計画をしっかりまとめ、堂々と発表していました。発表の後の質疑応答では、研究内容や実験方法について、受講生達は質問にしっかり答えていました。そのあとは、教員と社会人メンター、学生メンターがそれぞれ担当する研究分野に分かれたチームでの意見交換を行いました。受講生達は研究内容や資料作りに関して積極的に質問したり、アドバイスを受けたりしていました。
また、学生メンターから発表の為のパワーポイントの操作方法や分かりやすい発表資料を作成するための工夫について指導があり、成果発表会に向けて、大きく前進出来た一日となったようです。