令和2年度「高専ハカセ塾」始動

8月29日(土)13:30~16:30、次世代の科学技術を担う傑出人財を発掘・育成するプログラム「高専ハカセ塾」の開校式・始業式が有明高専で行われました。受講生16名、保護者の方、関係者など約50名が出席しました。
例年では3高専の受講生が集まって開校式・始業式を行うのですが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各会場別に行っています。
有明高専の江崎校長と、受講生代表者から挨拶をして頂いた後、スタッフ紹介をしました。
式の後はメールの設定やオンライン講座のためのテスト接続を行いました。今年度は従来の講座に加えて、オンライン講座も行う予定です。

第3回熊本高専八代キャンパス会場(R3)

8月29日(土)開催の第3回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、対面にて「液体窒素の実験」を実施予定でしたが、コロナ禍の状況により対面での実施を見送り内容を変更し、Zoomによるオンラインでの講座「大気圧と真空」を実施しました。
講義及び実験の指導は、拠点化プロジェクト系教育連携コアグループの東田先生が担当しました。受講生には事前に簡易真空実験セットを郵送し、受講生各自で実験も行いながらの講座となりました。まず、空気の重さや圧力を体感する実験を、高専では本格的な真空ポンプで演示実験し、受講生は自宅で簡易真空ポンプを用いて実験し、Zoomのルームを分けた各グループで学生メンターの指導により、実験結果の予想や考察をグループで話し合いながら学習しました。その後、低圧による水の沸騰、マグデブルグの半球、真空での落下の演示実験もクイズを交えながら行いました。最後に、大気による水の柱の演示実験で講座は終わりました。
講座後には、指導担当者ごとにZoomのルームを分けて、各受講生の自由研究の打ち合わせを行いました。

第2回熊本高専八代キャンパス(R2)

8月19日(水)開催の第2回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、前回に引き続き、Zoomによるオンラインで第1段階受講生との自由研究の打ち合わせを行いました。各受講生が実施したい自由研究の内容について、宿題として調べてもらっていましたので、各受講生と話しながら具体的な研究テーマを決定しました。さらに、各受講生を指導する担当スタッフも決定しました。
自由研究のテーマは、「クモの糸の強度について」、「アリはどんな食べ物でも食べるか」、「土の種類による水の吸収力の違い」、「手に付着している菌を調べる簡単チェッカー」等、面白そうな研究テーマが揃いました。今後、受講生は、高専での実験講座の後や自宅で実験を行って、12月の成果発表会で発表します。

第1回熊本高専八代キャンパス開校式・始業式(R2)

八代キャンパス会場では、8月8日(土)に他会場に先駆けて令和2年度高専ハカセ塾の開校式をZoomによるオンラインで実施しました。開校式では、田中禎一副校長による挨拶や受講生代表による挨拶の後に、スタッフの紹介も行いました。開校式後には、第1回としてオリエンテーションを行い、社会人メンターの河﨑功三特命客員教授から「研究課題設定にあたって」というテーマで、大河内康正特命客員教授から「研究の進め方について」というテーマでお話しいただきました。その後、自由研究のテーマについて各受講生と相談しながらおおまかに内容を確認し、次回までにさらに調べてもらうことになりました。
初めての高専ハカセ塾、さらにオンラインの実施ということで、受講生は少し緊張した様子でしたが、接続にも問題なく、一人一人の受講生と話をすることができました。

令和2年度開校式の日程について

「高専ハカセ塾」に多数のお申し込みを頂きまして、誠にありがとうございました。有明高専会場、熊本高専会場では書類による厳正な選考を行い、新規受講生が決定いたしました。久留米高専会場をお申込み頂きました皆様は、8月末までに厳正に審査をさせて頂き、終了次第、郵送で合否の結果をすべての方にお知らせいたします。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、高専ハカセ塾の開校式が延期または開催形式が変更となりました。受講生の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、感染拡大防止のためご理解・ご協力をお願いいたします。

【有明高専】8月29日(土)13:30~16:30 会場:有明高専
【熊本高専熊本キャンパス】8月29日(土)13:30~16:30 会場:熊本高専熊本キャンパス
【熊本高専八代キャンパス】8月8日(土)13:30~16:30 会場:オンラインにて開催
【久留米高専】 10月17日(土)13:30~16:30 会場:久留米高専

※コロナウイルス感染拡大の状況により、日程の変更やオンラインでの開催へ変更する可能性があります。ご了承下さい。

第2回小・中学生ジュニア学会(R1)

1月25日(土)13:30~16:00、 JSTジュニアドクター育成塾事業「高専ハカセ塾」の合同成果報告会として、また広く地域の科学・技術好きの小・中学生の交流の場として、有明高専・熊本高専・久留米高専主催で久留米シティプラザにおいて実施しました。同会場では、「第25回高専シンポジウム in Kurume」が開催されており、ジュニア学会はシンポジウムの一般公開企画として開催されました。
高専ハカセ塾受講生の他に、仙台高専のJSTジュニアドクター育成塾から3組4名の参加があり、合計44組が研究発表を行いました。
開会式では実施機関代表・江﨑尚和有明高専校長による挨拶と実施主担当・竹内伯夫教員による開催趣旨説明がありました。
第一部は研究ポスター発表で前半と後半に分かれ、各40分間発表を行いました。正式な学会と同様に自分のポスターの前に立ち、ポスターを見に来てくれた人に研究の内容や成果を説明しました。
第二部は久留米高専松田康雄教員による講演「和算への招待」を行いました。講演の後半では実際に問題を解いてみるなどして和算に親しみました。
閉会式では、ポスター発表の表彰を行いました。小学生の部は優秀賞2名 奨励賞4名、中学生の部は優秀賞3名 奨励賞4名となりました。
会場には発表者である小・中学生の他、保護者の皆様、一般来場者の皆様の来場があり、非常に活気がありました。ご来場ありがとうございました。

第17回熊本高専熊本キャンパス会場(R1)

12月21日(土)に、熊本高専熊本キャンパスにおいて、第17回高専ハカセ塾を実施しました。受講生それぞれが自分で選んだテーマについて調べ、資料を作成し、一人5分の持ち時間で発表を行いました。
先週の予行演習からわずか1週間後の発表となりましたが、担当教員からのアドバイスを取り入れ、資料を新たに作り直したり、発表時間を調整したりと工夫が見られ、受講生一人一人が、堂々と自らの言葉で発表することができました。成果発表会終了後は、修了証の授与を行いました。

第18回活動報告(有明高専会場)

12月21日(土)、有明高専視聴覚室にて令和元年度高専ハカセ塾成果発表会(有 明高専会場)を行いました。
プログラム主担当の竹内教員による開会宣言の後、受講生代表の福嶋さんによる挨拶、 受講生の藤本さんによるJSTサイエンスカンファレンスの報告、受講生1人1人 よる研究発表、荒尾市教育委員会の大塚様による講評などがありました。
会場には約60名の一般来場者および関係者が集まり、研究発表の質疑応答では受講生 同士の質問が多数出て大変盛り上がりました。
発表会の後は修了式を行い、第二段階と第一段階(継続・新規)の各受講生に修 了証を授与しました。
これで今年度の有明会場の活動は一区切りとなります。6月から約半年間、お疲れ様でした。

第16回久留米高専会場(R1)

12月21日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾(久留米高専会場)」の成果発表会及び修了式を開催しました。
成果発表会では、受講生が自分で決めた研究テーマについて、調べて考察したことをポスターにまとめ、発表しました。
修了式では、久留米高専 三川校長から一人ひとりに修了証書が授与され、久留米高専会場での活動を修了しました。
自身の興味を深く探求した素晴らしい発表ばかりで、受講生の皆さん、高専ハカセ塾の目指す“次世代科学技術を担う傑出した人材”となり1年間の課程を修了しました。修了後も、興味関心を多方面に広げて探求する姿勢を持ち続け、それぞれの学校で活躍してくれることを期待します。

なお、1月25日(土)に開催される第2回小・中学生ジュニア学会において、高専ハカセ塾の受講生が研究成果を発表する予定です。

第18回熊本高専八代キャンパス会場(R1)

12月21日(土)開催の第18回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「高専ハカセ塾」成果発表会を実施しました。
受講生が各自で行ってきた自由研究のポスターを掲示して、ショートプレゼンテーションとポスターセッションの形式で発表会を行いました。受講生は、参加者からの質問にも堂々と答え、受講生同士も互いの研究について意見交換をすることができました。
ポスターセッション終了後には、「きのくにロボットフェスティバル」に参加した横谷君(人吉市立第二中学校)の報告や学生メンターによる科学者ビンゴを行い、予定時間を過ぎる程に好評でした。最後に、修了証の授与と優秀発表賞7名の表彰も行いました。