第5、6回熊本高専熊本キャンパス(R2)

「光と色について1,2」のテーマで、第5回と第6回の高専ハカセ塾を、10月17日(土)と24日(土)に、熊本高専熊本キャンパスの物理実験室で実施しました。
第5回では、最初に光の波長について学習し、実際に簡易分光器を作って、蛍光灯の光の波長測定や太陽光のスペクトル観察をしました。蛍光灯の光の波長(紫、青、緑、オレンジ)を10ナノメートル(=0.000 000 010 m)程度の誤差で測定でき、実験は大成功です。次に、赤(R)、緑(G)、青(B)のLEDを用いて光の合成を行い、RGBの明るさを調整すると色が変わることに気づき、シアン、マゼンダ、イエロー、ホワイトの表示ができました。
第6回では、光の偏光について学習し、偏光の働きと偏光を用いた機器の仕組みを調べました。偏光板を用いて光の偏光方向(光の電界の振動方向)を見つけ、また2枚の偏光板を使えば光の透過としゃ断ができ、このことを実際に液晶ディスプレイで確かめました。それから、偏光板にセロハンテープをはさんで色を作る実験では、多くの色を作ること、特に赤を作ることに競って挑戦しました。