第8回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年8月20日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第8回高専ハカセ塾では、「電気と磁気の実験と自由研究」を実施しました。
前半の実験講座の講義及び実習の指導は、リベラルアーツ系理数グループの磯谷准教授が担当しました。まずは、モーターや発電機を利用して、フレミングの左手・右手の法則などの基本となる原理を学習しました。次に、各自でコイルを巻いてクリップモーターを製作し、スタッフのアドバイスも受けながら、全員がコイルを回すことができました。さらに、各自で製作したコイルを再利用し、紙コップスピーカーも製作しました。最後に、制作したスピーカーがマイクとして利用できることも実験を行いながら学習しました。今回の講座を通して、電流と磁界の不思議な関係について理解できたようです。
後半は、受講生が各自で行う自由研究を実施しました。夏休み中の最後の自由研究の時間ということで、実験に一区切りついた受講生は、今までに行った実験の分析も行いました。

第5回久留米高専会場(R4)

8月20日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第5回目の講座を開催しました。
今回は、制御情報工学科の教員を講師に迎え、「ライントレース走行のためのロボットプログラミング」と題して、micro:bit(マイクロビット)とSmart Cutebot(スマートキュートボット)を使って、床面に引かれたライン上を周回走行するためのプログラムを作成しました。
まずは、プログラミングの基本を学びました。プログラミングとは、コンピュータにしてほしい動作を記述することであり、プログラミングの能力育成の重要性についても、小学校から指導要領として位置づけられています。基本構造では、逐次実行(順次)、反復(繰り返し)、条件分岐(選択)を学び、受講生達も大変興味深い様子でした。
つぎに、これらプログラムの基本構造について学習した後、Smart Cutebot底面の前方2箇所についている、ライントレースセンサを用いて、黒い線の上をなぞるように自動走行するプログラムを作成しました。プログラムを組めた受講生は、Smart Cutebotに付属で用意された、ライントレース基本経路の用紙にかかれた黒い線の上を自動で走行するプログラムが実装できたかどうか確かめました。今回、基本経路のほか応用経路も用意し、基本経路の自動走行プログラムを組めた受講生は、応用経路の自動走行プログラムの作成にチャレンジしました。受講生は好きな経路を選び、ラインの上を周回できるまで、試行錯誤でプログラムのデバッグ作業に夢中になっていました。
受講生達が、何度も何度も楽しそうにチャレンジしている姿がとても印象的でした。

第7回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年8月11日(木・祝)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第7回高専ハカセ塾では、「自由研究」を実施しました。
今回は、実験講座は行わず、受講生が各自で行う自由研究の時間としました。受講生は担当スタッフごとに分かれて、担当スタッフや学生メンターの助言を受けながら、自宅で行った実験や観察の確認や分析を行い、さらに、自宅では実施しにくい実験なども学生メンターのサポートを受けて実施しました。12月の成果発表会や3月の小中学生ジュニア学会に向けて各自で進めていきます。

第5回有明高専会場(R4)

8月7日(日)13:30~16:30「いろいろな計測器に触れてみよう(2)」
前回の講座ではいろいろな測定器を使って身近なものを測定しました。今回の講座ではもっと深く調べてみたいことを各自考えて、実験を行いました。
講座の最後に、今回実験したこと、実験してみてわかったこと、次にやってみたいことを発表しました。
今回の取り組みを自主プロジェクトにつなげる受講生もおり、今後の発展が楽しみです。

第6回熊本高専熊本キャンパス(R4)

令和4年8月6(土)、熊本高専熊本キャンパスにて、リベラルアーツ系理数グループの松上准教授を講師として、第6回高専ハカセ塾(熊本キャンパス会場)「液体の混合実験〜混ざる・溶けるって何だろう〜」を実施しました。
前半は「水と油」「水と塩水」「ポリビニルアルコールとホウ砂水溶液」など2つの液体を混合することで全く違う現象が起こる液体の観察実験を行いました。前半部分で目指した到達目標は、「混ぜることの楽しさを知る」「しっかりと実験を観察することができる」「観察結果を表現することができる(自分の言葉で言語化・図示など)」の3点です。受講生たちは実験の様子をつぶさに観察し、その結果を自分の言葉や絵でしっかりと表現していました。
後半は、用意した多くの材料から受講生が自由な発想で「スライムに新たな機能を追加す
る」という研究活動を行いました。受講生は「ふわふわにしたい」「ドロドロにしたい」「磁石にくっつくようにしたい」などを自分で考え、何を混合すればスライムにそれらの機能が追加できるか、試行錯誤しながら実験を行いました。実験をする中で、単に何を混合させるだけでなく、混ぜる順番も大事だということに気がついたようでした。
受講生たちはこの講座により、混ぜることの楽しさ、研究のために必要なスキル、研究の難しさを体験することができたようです。

第6回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年8月6日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第6回高専ハカセ塾では、「地震に関する実験と自由研究」を実施しました。
前半の実験講座の講義及び実習の指導は、生産システム工学系ACグループの脇中助教が担当しました。地震についての基礎知識を学びながら、地震に関するいくつかの実験を行いました。1つ目の実験は、2種類の土を使った断層の実験で、断層のでき方について学習しました。2つ目は、竹ひごと粘土を使った実験を行い、高層ビルと一軒家の揺れの違いについて学習しました。最後は、高専生による演示実験やペットボトルを使った実験により、地震による液状化現象について学びました。
後半は、受講生が各自で行う自由研究を実施しました。夏休みに入り、自宅でできる実験や観察は各自で行い、高専では担当スタッフや学生メンターの助言を受けながら、各自の自由研究を進めました。

第4回久留米高専会場(R4)

8月6日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第4回目の講座を開催しました。
今回は、機械工学科の教員を講師に迎え、「きのくにロボットフェスティバル ルール説明およびキット作製」と題して、「きのくにロボットフェスティバル2022 全日本小中学生ロボット選手権」で使用されるロボットキットを用い、ロボット製作を行いました。
競技ルールの説明や改造について説明を受けた後、高専ロボコンで活躍している学生メンター達の指導や助言を受けながらロボットを作製し、ロボットを実際に動かして、動きの調整をしたり、部品を追加して改造したりしました。動かしながら次第にアイデアがでてくる様子で、受講生は試行錯誤を重ねていました。一人ひとり、工夫を凝らしたロボットができたようです。
連日の猛暑続きですが、受講生達は皆、元気いっぱいで、始まったばかりの夏休みを大いに楽しんでいる様子がうかがえました。

第5回熊本高専熊本キャンパス会場(R4)

7月30日に第5回高専ハカセ塾を実施しました。
熊本キャンパスリベラルアーツ系理数グループの山崎先生を講師とし、「あみだくじの数学」を実施しました。
数学の研究を体験することを目的に、あみだくじの性質について、グループで検討しました。前半は、あみだくじが数字の並び替えであることに着目し、3本の縦線からできるあみだくじ、4本の縦線からできるあみだくじの個数について考えました。後半は、行先が同じになるあみだくじに着目し、横線の引き方の規則性(法則)について考えました。各グループともに活発に意見交換し、あみだくじの性質について認識を深めることができました。

第4回有明高専会場(R4)

7月30日(土)13:30~16:30「いろいろな計測器に触れてみよう(1)」
シニアメンター西先生から、いろいろな測定器があること、例えば温度計でも、測るための仕組みが複数あることや、測る対象の違いによって測定方法が変わることなどを教えていただきました。また、測定にあたり、記録が大切であることを学びました。
講義のあと、実際に温度計(サーミスタ温度計、放射温度計、サーモカメラ)、二酸化炭素計、紫外線計、照度計、糖度計、塩分計、pH計、金属探知機、重量測定器(電子天秤、ばねばかり)、距離測定器(巻尺、メジャー、レーザー距離測定器)を使って、自由に身近なものを測定しました。
また、気になる物を採取して顕微鏡で観察しました。

第5回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年7月23日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第5回高専ハカセ塾では、 「冷たい世界を体験しよう!と自由研究」を実施しました。
前半の実験講座の講義及び実習の指導は、リベラルアーツ系理数グループの東田教授が担当しました。まず、風船やプラスティックボールなどを-196℃の液体窒素につける実験で、物質の状態変化や温度による体積変化を学習しました。次に、酸素・二酸化炭素などの気体を液体窒素で冷却し、青色の液体酸素やドライアイスができる実験を行いました。最後に、超伝導体がネオジム磁石のレールの上で浮上する超伝導現象の一つである「マイスナー効果」の演示実験を行いました。来校できない受講生には、オンラインで講座を配信しました。
後半は、受講生が各自で行う自由研究を実施しました。ほとんどの受講生がテーマを決定し、担当スタッフや学生メンターの助言を受けながら、自由研究を進めました。