第6回久留米高専会場(R2)

11月28日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第6回目の講座を実施しました。
今回は、第3回目の講座で学習した内容を活かして、日本情報オリンピックジュニア大会 国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ2020」(特定非営利活動法人情報オリンピック日本委員会 主催)に参加しました。
小学生は30分間、中学生は40分間、Web上で出題されるコンピュータ科学とComputational Thinkingに関連する問題に取り組みました。
受講生は最後まで集中して取り組んでおり、とても充実した表情を見せていました。また、終了後には「この問題が難しかった」、「この問題はこう考えた」と受講生同士で盛り上がっていました。
コンテスト終了後には、各自で決めた研究テーマについて、講師やメンターに研究内容のまとめ方、必要な情報や資料の集め方などの助言を受けながら、自由研究を進めました。

第10回熊本高専八代キャンパス会場(R2)

11月28日(土)開催の第10回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「自由研究」を実施しました。実験が進んでいない受講生は実験やデータ分析を行い、実験やデータ分析もできている受講生は発表資料の作成を行いました。社会人メンターと学生メンターが担当の受講生を中心に、実験やデータ分析の指導や発表資料のまとめ方などの指導を行いました

合同研修(R2)

11月21日(土)13:30~15:00「合同研修」
オンラインで3高専4キャンパス合同研修を行いました。
会場に集まって参加した受講生や自宅から参加した受講生がいました。
前半は、事前課題として各自制作(製作)して提出してもらった動画「高専ハカセ塾deボールつなぎ」を鑑賞しました。各会場の受講生3名ずつに、感想やどのようにして作ったのか説明してもらいました。
後半は各会場の研究紹介や講座の様子の紹介をしました。普段見ることができない他会場の様子や研究の様子を知ることができて良い刺激になりました。

第6回有明高専会場(R2)

11月14日 13:30~16:30「電子機器の仕組み」
LSI(大規模集積回路)の設計を行いました。LSIとはパソコンやデジタルカメラなどの電子機器に入っていて、電子機器の頭脳といえます。活動では信号を増幅するLSIを作りました。回路図を作った後、うまく作動するかどうかシュミレーションをし、回路図に沿った設計図を作りました。信号を増幅するLSIの設計は習得するまで本来なら10年かかると言われていますが、活動では先生やメンターに教わりながら3時間で体験しました。

第8回熊本高専熊本キャンパス会場(R2)

令和2年11月14日(土)、熊本高専熊本キャンパスにて、第8回高専ハカセ塾「複雑ネットワーク分析」を実施しました。
第8回は、複雑ネットワーク分析の歴史、応用分野、社会のどのような分野で役立っているかについて学習しました。次に、PythonとNetworkXを用いた分析の基礎を学び、SNSから得られた大量の人と人とのつながりのデータを対象に分析をおこないました。
また、身近な人の人間関係をグラフ化し、様々な指標を用いて様々な観点からみた重要人物の割り出しに挑戦しました。

第4回久留米高専会場(R2)

11月14日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第4回目の講座を実施しました。
今回は、材料システム工学科の教員を講師に迎え、「銀粘土を使ったシルバーアクセサリー製作」と題して、金属加工の方法や粉末冶金についての講義を受け、キーホルダーチャームを製作しました。
シルバーアクセサリーの製作では、まず陶芸粘土を使ってデザインイメージを形にする練習をしました。形が決まったら銀粘土で造形します。銀粘土は柔らかく、数分で乾燥してしまうため丁寧かつ迅速に作業を進めました。
造形した銀粘土を乾燥させると粘土に含まれる水分が蒸発して材料が固くなるので、それをやすり等で形を整え、焼成します。780℃の高温で5分焼き終えると、微粉末同士が結合し純度99.9%の純銀になります。最後に、時間をかけて丁寧に磨き上げると、作品が輝きはじめました。
受講生は、シルバーアクセサリー製作を通して材料の変化を目にし、銀粘土の組成や粉末冶金のしくみを学習しました。普段では体験できない、金属加工の工程と間近に接し、「ものづくり」にまた一つ関心を持ったようです。

第8回熊本高専八代キャンパス会場(R2)

11月14日(土)開催の第8回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「プログラミング講座」を実施しました。
講義及び実習の指導は、拠点化プロジェクト系情報セキュリティグループの村田先生が担当しました。教育用プログラミング環境であるScratch (スクラッチ)を利用したプログラミングの入門編を行いました。プログラミングの基礎を学習することで、論理的思考力や問題解決力を身につけることを目標に、プログラミングやScratchの基本的なことを学習した後に、講師の指示に従いながら、各自で猫や魚の絵を動かし、簡単なアニメーションを作成しました。ブロックによるプログラミングに慣れてくると、Web上にあるサンプルやチュートリアルを参考にして、さらに複雑な動きをするアニメーションやゲームの作成を行いました。
実習後には、3名の社会人メンターの指導の下、各自の自由研究の実験や実験結果の分析を行いました。

第7回熊本高専熊本キャンパス会場(R2)

11月7日(土)の第7回の高専ハカセ塾は、学外研修「阿蘇山周辺の湧水めぐり」を実施しました。
明神池、竹崎水源(南阿蘇村)、明神の本、舟の口水源、弊立神社、吉無田水源 (山都町)を巡り湧水を試飲する中で、熊本が世界有数の水資源に恵まれていることを感じました。また、熊本県北部地域における硝酸性窒素による地下水汚染の課題についても紹介しました。
さらに、「21世紀は水をめぐる争いの世紀」 になることが予測されていることに触れ、世界的視野から見た水資源問題に対する早急な対応の必要性について学びました。

第3回久留米高専会場(R2)

10月31日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第3回目の講座を実施しました。
今回は、制御情報工学科の教員を講師に迎え、「ビーバーチャレンジによる情報科学入門」と題して情報科学について学習しました。
前半は、コンピュータで使用される誤り検知の例として、図書の裏表紙に印刷されている国際標準図書番号「ISBN」についての解説があり、実際の図書を用いて、チェック桁を計算し、誤り検知の仕組みを学びました。
受講生は、様々な図書を選び、計算して確認していました。
後半は、情報科学に関する「ビーバーチャレンジ」の問題に取り組みました。
受講生は、ランダムに配布された過去問題を、社会人メンターや学生メンターの助言を受けながら解き進めました。
メンターによる採点や解説を受けることで、受講生の情報科学に対する好奇心が生まれたようでした。

第5、6回熊本高専熊本キャンパス(R2)

「光と色について1,2」のテーマで、第5回と第6回の高専ハカセ塾を、10月17日(土)と24日(土)に、熊本高専熊本キャンパスの物理実験室で実施しました。
第5回では、最初に光の波長について学習し、実際に簡易分光器を作って、蛍光灯の光の波長測定や太陽光のスペクトル観察をしました。蛍光灯の光の波長(紫、青、緑、オレンジ)を10ナノメートル(=0.000 000 010 m)程度の誤差で測定でき、実験は大成功です。次に、赤(R)、緑(G)、青(B)のLEDを用いて光の合成を行い、RGBの明るさを調整すると色が変わることに気づき、シアン、マゼンダ、イエロー、ホワイトの表示ができました。
第6回では、光の偏光について学習し、偏光の働きと偏光を用いた機器の仕組みを調べました。偏光板を用いて光の偏光方向(光の電界の振動方向)を見つけ、また2枚の偏光板を使えば光の透過としゃ断ができ、このことを実際に液晶ディスプレイで確かめました。それから、偏光板にセロハンテープをはさんで色を作る実験では、多くの色を作ること、特に赤を作ることに競って挑戦しました。