第4回久留米高専会場(R2)

11月14日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第4回目の講座を実施しました。
今回は、材料システム工学科の教員を講師に迎え、「銀粘土を使ったシルバーアクセサリー製作」と題して、金属加工の方法や粉末冶金についての講義を受け、キーホルダーチャームを製作しました。
シルバーアクセサリーの製作では、まず陶芸粘土を使ってデザインイメージを形にする練習をしました。形が決まったら銀粘土で造形します。銀粘土は柔らかく、数分で乾燥してしまうため丁寧かつ迅速に作業を進めました。
造形した銀粘土を乾燥させると粘土に含まれる水分が蒸発して材料が固くなるので、それをやすり等で形を整え、焼成します。780℃の高温で5分焼き終えると、微粉末同士が結合し純度99.9%の純銀になります。最後に、時間をかけて丁寧に磨き上げると、作品が輝きはじめました。
受講生は、シルバーアクセサリー製作を通して材料の変化を目にし、銀粘土の組成や粉末冶金のしくみを学習しました。普段では体験できない、金属加工の工程と間近に接し、「ものづくり」にまた一つ関心を持ったようです。