第8回有明高専会場(R4)

9月17日(土)13:30~16:30「電子工作」
講師の石橋先生(有明高専 創造工学科エネルギーコース)の指導のもと、電子工作を行いました。
電磁石や電磁誘導について学んだ後、自作コイルや電池を使って非接触で(電池に直接つなぐことなく)LEDランプを点灯させることに成功しました。これは、携帯電話のコードレス給電の原理と同じものです。
また、講座当日は有明高専メカニクスコースにて荒尾市の刀匠、松永源六郎さんご協力のもと行われていた、たたら製鉄を見学しました。「たたら」とは、木炭と砂鉄から日本刀の材料となる玉鋼を精製する手法で、日本では古くから行われていました。

文部科学省「情報ひろば」出展

文部科学省の内にはどなたでも閲覧できる「情報ひろば」というコーナーがあります。
現在、「情報ひろば」において“九州発!次世代傑出人財育成事業「高専ハカセ塾」の取組”と題して、有明高専・熊本高専・久留米高専の3高専4キャンパスで共同実施している高専ハカセ塾の取り組みを紹介しています。
なお、「高専ハカセ塾」はJSTによるジュニアドクター育成塾事業の採択事業であり、平成30度より継続して実施しています。

【展示期間・時間】
令和4年9月13日(火)~令和4年10月27日(木)
平日10:00~18:00(入館は17:30まで)

【場所】
文部科学省 新庁舎2階エントランス
(〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2)

【主な展示物】
〇映像
・高専ハカセ塾紹介動画
・学校紹介動画
〇パネル
・高専ハカセ塾の活動の紹介
・有明高専の紹介
・熊本高専の紹介
・久留米高専の紹介

【参考】
文部科学省「情報ひろば」ホームページ
https://www.mext.go.jp/joho-hiroba/

第11回熊本高専八代キャンパス(R4)

令和4年9月10日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第11回高専ハカセ塾では、「霧箱による放射線の観察と自由研究」を実施しました。
前半の実験講座「霧箱による放射線の観察と自由研究」の講義及び実習の指導は、企画運営部の小田教授が担当しました。
まず、ドライアイスによる霧箱を用いて、飛行機雲のように現れるウラン鉱石から出る放射線の飛跡を観察しました。さらに、放射線の基礎知識を学習した後、研究室に移動しペルチェ霧箱による自然放射線の観察を行いました。最後に、身近にあるいろいろなものから出る放射線を、計測器を用いて測定しました。今回は、目に見えない放射線を、霧箱や計測器を用いて、観察および測定しました。
後半は、受講生が各自で行う自由研究を実施しました。各担当スタッフに分かれて、学生メンターのアドバイスも受けながら、各自の研究を進めました。

第8回久留米高専会場(R4)

9月10日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第8回目の講座を開催しました。
今回は、機械工学科の教員を講師に迎え、「きのくにロボットフェスティバル校内大会」と題した、ロボットの操縦体験を行いました。
前半は、前回のロボット製作の講座で製作したロボットを材料を足しながら改良して、試運転を行いました。段ボールや割り箸、ガムテープなど、受講生のアイディアが溢れる材料を教員が忙しそうに調達していました。
後半は、高専ハカセ塾で参加予定の「きのくにロボットフェスティバル2022・全日本小中学生ロボット選手権」の模擬試合を行いました。小学生の部・競技課題「レッツ・フィッシング」の競技ルールをもとにロボットは小学生、中学生それぞれの競技向けのものを使用しました。競技はコート上にばらまかれた魚(洗濯ばさみ)を陸に釣り上げ(乗せ)得点を競います。陸エリアは、3段の高さがあり、1段ごとに点数が加算されます。相手より早く、コート上のすべての魚を陸エリアの3段目に釣り上げた場合、制限時間内でも「大漁(完了)」となり、勝ちとなります。思い通りに動かなかったり、調子よく動いたりと操縦者は一喜一憂していました。
小学生、中学生のトーナメントで対戦試合を行った後もさらに、対戦希望者を募り試合をしました。受講生は相手コートの魚(洗濯ばさみ)のばらまき方から戦略を練っていました。対戦を重ねるごとに、「もう一回やりたい!」と次々に手が上がり、講座終了間際まで、白熱した試合が繰り広げられました。

3高専3会場合同研修(R4)

9月3日(土)10:00~15:30「合同研修~阿蘇山周辺の湧水めぐり~」
普段は4会場に分かれて活動を行っている高専ハカセ塾ですが、合同研修では全ての会場の受講生が熊本高専熊本キャンパスに集まりました。有明高専 竹内先生の挨拶の後、熊本高専熊本キャンパス 山崎先生より、阿蘇山周辺の湧水の成り立ちについて説明がありました。また、阿蘇の水にまつわる施設について知ることで、世界の水問題の解決方法について考えてみて欲しいとの提案がありました。
湧水巡りでは阿蘇が大きなカルデラ湖であったこと、九州の多くの川が阿蘇山から流れていて、大勢の人々の暮らしを支えていること、昔から使われている水を公平に分け合う技術などを学習しました。
天候にも恵まれ、普段とは違った活動に受講生たちものびのびと学習できました。

きのくにロボットフェスティバル2022・第15回全日本小中学生ロボット選手権 九州北部地区予選会 選手募集のお知らせ(募集は締め切らせて頂きました)

全日本ロボット選手権九州北部地区予選会に出場する小学4年生~中学3年生を募集します。高専ハカセ塾に参加していない方もご応募できます。
ぜひご参加ください!

全日本小中学生ロボット選手権九州北部予選チラシ

<日程>
 組立・改造講習会 
  10月15日(土)13:30~16:30
  有明高専 合同教育南棟1階合同講義室
 九州北部地区予選会
  11月12日(土)10:00~15:00
  有明高専 第一体育館
※一般参加者は両日ともご参加ください。

<実施要領>
以下の資料をご確認の上お申し込みください。
実施要項
参加申込書(実施要項 別紙1)
運営上の留意事項(実施要項 別紙2)
小学生の部競技内容・ルール(実施要項 別添1 9/6最新版に更新 変更部分は赤字で記載しています)
質問に対する回答(小学生部門)
中学生の部競技内容・ルール(実施要項 別添2 9/6最新版に更新 変更部分は赤字で記載しています
質問に対する回答(中学生部門)
個人情報及び肖像権の取り扱い(実施要項 別添3 外部リンク 和歌山県教育員会)
ロボット選手権参加にあたっての注意事項実施要項 別添4(外部リンク 和歌山高専)

<備考>
予選会に使用するロボットキットはこちらで用意します(無料) 。
中学生のロボットキットはタミヤ製、ユカイ工学製のどちらかを使用できます。講習会ではタミヤ製のものをお配りします。
新型コロナウイルス感染拡大状況によってはオンライン開催、延期または中止になることがあります。ご了承下さい。

<申込み方法>
Webフォームもしくは郵送にてお申し込みください。なお、応募者多数の場合は先着順となります。
申込期間は9月1日(木)から9月22日です。(募集は締め切らせて頂きました)
・Webでのお申込み
  以下のフォームからお申込みいただけます。
申込フォーム
・郵送でのお申込み
  以下の申込書をダウンロードして記入し、以下の住所へ郵送して下さい。
参加申込書(実施要項 別紙1)
  〒836-8585
  福岡県大牟田市東萩尾150 有明高専 高専ハカセ塾事務局
 (ロボット選手権九州北部地区予選会申込み用紙在中と明記)

第7回熊本高専熊本キャンパス会場(R4)

8月27日(土)、熊本キャンパスにて受講生が夏休みに行った自由研究の成果発表会を行いました。
受講生は各自が自分で決めた研究テーマについて、5分間の口頭発表を行い行い、受講生の発表に対して熊本高専の教員や社会人メンターから質問や助言を行いました。
7月に行った自由研究の計画発表にさらに工夫を加えたり、研究テーマを見直して新たなテーマに取り組んだりといずれも素晴らしい発表でした。

第6回久留米高専会場(R4)

8月27日(土)久留米高専において、第一段階の受講生に対する「多様経験型プログラム」ならびに第二段階の受講生への「自主プロジェクト型プログラム」がそれぞれ開催されました。
「多様経験型プログラム」では、材料システム工学科の教職員を講師に迎え、“金属を溶かして固める!!おもしろ『鋳造』体験!!”と題して、鋳造についての講義や消失鋳型法(フルモールド法)による鋳造体験が行われました。
最初に、鋳造の歴史や方法、用途などについて学習しました。金属を溶かして固めてできた鋳物がクルマや電化製品の部品、街や道路で見かけるフェンスや街灯、マンホールの蓋などに使用されていることや、奈良の大仏様が世界最大の鋳物であることなど、受講生にとっては初耳なだけに、メモを取りながら熱心に聞いていました。
鋳造体験では、まず、作りたい形をイメージしてから発泡スチロールを加工し、それを砂に埋めて砂型を作りました。砂型がきちんとできていないと、それまでの作業が無駄になりますので、受講生は教職員や学生メンターに手伝ってもらいながら、丁寧に作業を進めました。800度ぐらいに加熱され、水飴のようになったアルミニウムが砂型に注ぎ込まれると同時に発泡スチロールは溶かされ、しばらくすると、その形がアルミニウムで再現されて、砂型から取り出されました。受講生は、普段では体験できない“鋳物作り”を通して、「ものづくり」の大切さやおもしろさを理解できたようでした。
一方、「自主プロジェクト型プログラム」では、第二段階の受講生が、前回に引き続いて研究発表のデータを検索していました。今年度の研究テーマに早速取り組む受講生も見受けられました。

第6回有明高専会場(R4)

8月27日(土)13:30~16:30「光について ~ピンホール・レンズカメラ作り~」・自主プロジェクト
熊本高専八代キャンパスとオンラインで繋ぎ、ピンホールカメラ、レンズカメラ作りに挑戦しました。
八代キャンパスの学生メンターから、光の屈折や反射の説明を受けた後、黒い厚紙、レンズ、OHPシートを使ってカメラを作りました。作ったカメラで外の景色を映してみました。上下左右が逆になった映像を見て、光の性質について実際に学習することができました。
残りの時間で自主プロジェクトのテーマをスタッフと相談しながら各自決めていきました。

第9回熊本高専八代キャンパス会場(R4)

令和4年8月27日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて開催された第9回高専ハカセ塾では、「光について~ピンホール・レンズカメラ作り~と葉脈しおり作り」を実施しました。 今回は、作業手順の都合から、2つの講座を変則的に実施しました。
まずは、葉脈しおり作りの前半を実施しました。葉脈しおり作りの講義及び実習の指導は、リベラルアーツ系理数グループの上土井教授が担当しました。全体の概要説明の後に、全員で外に出て学内のいろいろな葉っぱを採集しました。葉っぱの汚れを落とし、水酸化ナトリウム水溶液で煮込んでいきましたが、
煮込む時間が長く薬品も使用することから、スタッフが担当し、その間にもう一つの講座を実施しました。
2つ目の講座はにNITKボランティアサークルによる実験工作教室「光について~ピンホール・レンズカメラ作り~」を実施しました。光の反射・屈折などの基本的な性質を学習した後に、1つでピンホールカメラとレンズカメラの2つが楽しめるピンホール・レンズカメラを作成しました。作成後は、外の景色をピンホール・レンズカメラで覗いてみました。

最後は、葉脈しおり作りの後半を実施しました。煮込んでいた葉っぱを取り出し、筆で葉肉を落とし乾燥させて、ラミネートシートに挟んで飾りもつけて、オリジナルの葉脈しおりを作成しました。NITKボランティアサークルによる実験工作教室の講座は、オンラインでも配信し、高専ハカセ塾有明高専会場の受講生にも参加してもらいました。