第4回 久留米高専会場(H30)

8月25日(土)久留米高専において、高専ハカセ塾第4回目の授業を開催しました。

前半は、前回の授業で学んだ2進法の応用として、宮地先生(元久留米高専一般科目理科系教授)による数学の講義がありました。数学で歴史上の発見をした人物やその考え方などの話を交えつつ、数字の並びをじっくり見詰めて関係性を考えることの大切さを学びました。

数学の歴史は紀元前にまで遡りますが、日本におけるその歴史は、まだ150年に満たないのだそうです。情報社会の到来で、目まぐるしい速さで進化するものがある一方で、ひとつの公式を導き出すために生涯をかけた学者がいたというお話もあり、そんな講義を通して、長い年月をかけることでしか進まないものもあること、一途に取り組むことの大切さも学ぶ時間となっていました。

後半は、前回に引き続き、パソコンを使ったプログラミングの実習が行われました。各自、本校学生のサポートを受けながら、チャレンジ問題に取り組んでいました。時間終了を迎えても、熱心に質問を続ける受講生もあり、プログラミングに関しても、少しずつ手応えを感じてきているようでした。

宮地先生による授業
プログラミング実習

第3回 久留米高専会場(H30)

8月10日(金)久留米高専において、高専ハカセ塾第3回目の授業を開催しました。今回から本格的な情報科学に関する授業のスタートです。

前半は、“ビーバーチャレンジによる情報科学入門”ということで、黒木教授の講義の後、年代別に分けられたビーバーチャレンジ(コンテスト)の問題に取り組みました。ビーバーチャレンジ(コンテスト)とは、情報オリンピック日本委員会が初等・中等教育段階の児童・生徒を対象として開催しているコンテストです。

配られた問題集を1時間かけて取り組む個人ワークでしたが、みんな真剣な面持ちで、そして、さすがハカセ塾メンバーだけあって、どんどん解答が進んでいました。

後半は、プログラミングに関する講義と実践でした。まず基礎知識の講義を受け、確認問題として、プログラミングのベースとなる2進法に関する問題を解いていきました。基礎知識を学んだ後は、パソコンを使ったプログラミングの実習をしました。メンターである本校学生のサポートを受けつつ、熱心に取り組む子供たちの姿が印象的でした。

高専ハカセ塾(久留米高専)
高専ハカセ塾(久留米高専)

第2回 久留米高専会場(H30)

8月3日(金)久留米高専において、高専ハカセ塾第2回目の授業を開催しました。第1回目が有明高専で行われたため、今回が久留米高専での最初の授業となりました。

授業では、お互い自己紹介を行った後、黒木教授から今後のスケジュール説明などがあり、その後、3名3チームに分かれて、「マシュマロチャレンジ」を実施しました。
マシュマロチャレンジとは、『パスタ、テープ、ひも、マシュマロを使って 自立可能なタワーを立てるチームビルディングの為のゲームです。最も高いタワーを作ったチームが優勝となります』(日本マシュマロチャレンジ協会(http://www.marshmallow-challenge-japan.org/),2018年8月6日)。

受講生たちは、より高いタワーを立てるべく、意見を出し合い、真剣に、そして楽しそうにチャレンジしていました。

高専ハカセ塾
マシュマロチャレンジ

第1回 高専ハカセ塾開校式(H30)

7月28日(土)13:00~15:00、次世代の科学技術を担う傑出人財を発掘・育成するプログラム「高専ハカセ塾」の開校式が有明高専において開催され、有明高専、熊本高専熊本キャンパス・八代キャンパス、久留米高専の各会場の受講生64名(地域の小学5年~中学3年生)とその家族、大牟田市教育委員会などの関係者の合計約200名が出席しました。
開校式では、有明高専の高橋校長からの挨拶、受講生2名による挨拶、各高専のスタッフ紹介等がありました。その後、(株)創知堂 桑原 正浩氏による特別講演会「考える力と発想する力」が行われました。
今後は各会場で活動しながら、一泊研修や成果発表会などの3高専4キャンパスによる交流イベントも実施していく予定です。

受講生代表挨拶(有明高専会場・中学生の部)
高専ハカセ塾集写真
特別講演
特別講演(ワークショップ)の様子

H30年度高専ハカセ塾募集開始

ジュニアドクター育成塾「高専ハカセ塾」の募集を開始しました。
本事業は有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により、次世代の科学技術を担う傑出人財を発掘・育成するプログラムです。小学5年生から中学3年生のたくさんの受講生を広く募集します。以下の募集要項をご確認の上、申込用紙に必要事項を記入して提出してください。

・募集チラシ:PDFファイル(1129KB)
・募集要項:PDFファイル(417KB)
・申込用紙:PDFファイル(162KB)
・応募締切:7月17日(火)17時必着