第16回熊本高専八代キャンパス会場(R3)

11月20日(土)開催の第16回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「冷たい世界を体験しよう!(液体窒素、超伝導)」を実施しました。
講義及び実験の指導は、拠点化プロジェクト系の東田先生が担当しました。まずは、物質の構造や状態変化について学習した後に,液体窒素の観察や温度測定を行いました。次に、液体窒素を利用していろいろな物を冷やして、低温による物質の変化を調べました。用意した花は、カチカチになり皮手袋をした手で握るとバラバラにくずれ、カラーボールは床に落とすと割れてしまいました。受講生も各自で気になる物を持ってきて、液体窒素で冷やしてその変化を観察しました。さらに、風船やビニール袋を用いて、温度や状態変化による体積変化についても調べました。また、空気、酸素、二酸化炭素などの気体も冷却し、その変化を観察しました。特に液体酸素の薄い青色には興味を持った様子でした。最後に、高専生が作成したネオジム磁石の上で、超伝導体が浮上するマイスナー効果についても実験を行いました。逆さまにしても落ちない様子に、さらなる探求心が芽生えたようでした。
講座後には、担当スタッフごとに分かれて、自由研究の確認や実験を行いました。実験や結果の分析が進んでいる受講生には、12月18日(土)の成果発表会に向けて、学生メンターの指導を受けながら発表資料の作成も行いました。