有明工業高等専門学校 創造工学科 情報システムコース
森山研究室
研究室概要
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森山研究室では,主にオペレーティングシステム(OS),仮想計算機,サイバーセキュリティに関する研究を進めています.
研究課題
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以下の研究課題に取り組んでいます.
仮想計算機環境を利用したサイバーセキュリティに関する研究
仮想計算機は,Webサービス,メールサービス,およびデータベースサービス等で活用されており,ITインフラの基盤となる技術です.
多様化するサイバー攻撃への対策として,仮想計算機の観点から,サイバーセキュリティを向上させることを目指します.
(※ 共同研究 “機器毎のソフトウェア構成変更による攻撃難化と攻撃耐性を持つ基盤ソフトウェアの研究” による取り組み)
仮想計算機環境における計算機資源割り当て制御の研究
ネットワークを用いたクラウドサービスの多くは,仮想計算機を基盤として提供されています.
利用者がサービスを快適に利用することができるよう,仮想化環境における資源配分の最適化,利用者に合わせた優先実行を目指します.
対話の文章構造の解析,および音声の特徴量解析による感情分析手法に関する研究
企業が顧客にサービスを提供する際,顧客の反応や状態を見て,適切に対話を展開することが重要になります.
会話能力向上の支援を目指し,機械学習の技術を用いて,対話の音声データから話者の感情を分析するシステムを構築します.
(※ 産学連携マッチングラボ “佐賀銀行 Banking DI(デジタルイノベーション)ラボ” による取り組み)
メンバー (令和6年度)
教員
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森山 英明(※researchmapへのリンク)
専攻科2年生
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待鳥 佑翔
専攻科1年生
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河野 和真,
中野 一平,
福島 奈乃佳
本科5年生
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足達 汰一,
大石 帆高,
猿渡 優衣,
立和田 駿,
八坂 翼
本科4年生
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緒方 蓮,
中村 謙介,
原 実祐希,
久富 夏輝,
益永 颯翔
発表一覧
【査読有り】
- Hideaki Moriyama, Toshihiro Yamauchi, Masaya Sato, Hideo Taniguchi,
“Improvement and Evaluation of a Function for Tracing the Diffusion of Classified Information on KVM, ”
Journal of Internet Services and Information Security (JISIS), vol.12(1), pp.26-43, 2022年2月.
- Moriyama H., Yamauchi T., Sato M., Taniguchi H.
(2021) Improvement and Evaluation of a Function for Tracing the Diffusion of Classified Information on KVM.
In: Barolli L., Li K., Enokido T., Takizawa M.
(eds) Advances in Networked-Based Information Systems. NBiS 2020. Advances in Intelligent Systems and Computing,
vol 1264. Springer, Cham. https://doi.org/10.1007/978-3-030-57811-4_32
- Ryo Araki, Hideaki Moriyama,
“Consideration of Overhead Reduction Method by Improvement of Processing for Detecting File Path in Function for Tracing Diffusion of Classified Information on KVM,”
International Conference on Applied Electrical and Mechanical Engineering 2019, vol.1, pp.61-65, 2019年9月.
- Hideaki Moriyama, Toshihiro Yamauchi, Masaya Sato, and Hideo Taniguchi,
“Performance Improvement and Evaluation of Function for Tracing Diffusion of Classified Information on KVM,”
Proceedings of 2017 5th International Symposium on Computing and Networking(CANDAR 2017), pp.463-468, 2017年11月.
- Ryoji Kinoshita, Hideaki Moriyama, Yohei Ishikawa, and Akira Suganuma,
“Effectiveness of Priority Control Method by Using Cgroups in KVM,”
30th International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications, pp.570-573, 2015年3月.
【査読無し(MISC,講演)】
- 森山 英明,山内 利宏,佐藤 将也,谷口 秀夫,
“機密情報の拡散追跡機能におけるprocfsを用いた管理対象の動的追加・削除機構の提案,”
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集,vol.2024,pp.63-64(2024).
- 待鳥佑翔,森山 英明,
“ボットネットマルウェアの解析結果に基づく振る舞い検知手法の提案,”
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集,vol.2024,pp.65-66(2024).
- 森山 英明,山内 利宏,佐藤 将也,谷口 秀夫,
“機密情報の拡散追跡機能におけるprocファイルシステムを用いた管理対象把握手法の検討,”
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集,vol.2023,pp.357-358(2023).
- 田口 璃音,森山 英明,
“拡張現実感技術を用いた人物情報の表示によr対話支援システムの提案,”
令和4年度(第13回)電気学会九州支部高専研究講演会,pp.27-28,2023年3月.
- 三津家健太, 森山英明,
“仮想化環境を用いたセキュリティ教育の検討と環境の構築 ,”
電気学会研究会資料 (FIE-21-001-004) 2021年.
- 本田 匠,森山 英明,
“プロセス間通信による機密情報拡散をKVMから防止する機能の検討,”
電気・情報関係学会九州支部連合大会講演論文集2020, pp.209-210, 2020年10月.
- 森山 英明,
“機密情報へのアクセスを解析する解析用VM作成手法の実現,”
電気・情報関係学会九州支部連合大会講演論文集2020, p.211,2020年10月.
- 森山 英明,山内 利宏,佐藤 将也,谷口 秀夫,
“機密情報の拡散追跡機能におけるログ表示機能の実装,”
電気・情報関係学会九州支部連合大会講演論文集2019, p.132, 2019年10月.
- 森山 英明,
“機密情報へのアクセスを解析する解析用VM作成手法の検討,”
電気・情報関係学会九州支部連合大会講演論文集2019,p.133,2019年10月.
- 森山英明, 山内利宏, 佐藤将也, 谷口秀夫,
“機密情報の拡散追跡機能におけるタイムリーな管理対象把握法,”
情報処理学会全国大会講演論文集, vol.81th, no.1, pp.1.25-1.26, 2019年3月.
- 岡崎俊樹, 森山英明, 山内利宏, 佐藤将也, 谷口秀夫,
“KVMにおける機密情報の拡散追跡機能を用いた複数VM監視手法の評価,”
情報処理学会全国大会講演論文集, 2019年3月.
- 本田匠, 森山英明, 山内利宏,
“KVMにおける機密情報の拡散追跡機能を支援する可視化機構の検討,”
情報処理学会全国大会講演論文集, vol.81th, no.3, pp.3.431-3.432, 2019年3月.
- 荒木涼, 森山英明, 山内利宏,
“KVMを利用した機密情報の拡散追跡機能におけるファイルパス取得処理削減の評価,”
情報処理学会全国大会講演論文集, vol.81th, no.3, pp.3.433-3.434, 2019年3月.
- 森山英明, 山内利宏, 佐藤将也, 谷口秀夫,
“KVMを利用した機密情報の拡散追跡機能におけるファイルアクセス性能の評価,”
情報科学技術フォーラム講演論文集, vol.17th, pp.147‐148, 2018年9月.
- 森山英明, 山内利宏, 佐藤将也, 谷口秀夫,
“KVMを利用した機密情報の拡散追跡機能における高速化の評価,”
情報処理学会全国大会講演論文集, vol.80th, no.1, pp.1.1‐1.2, 2018年3月.
- 岡崎俊樹, 森山英明, 山内利宏, 佐藤将也, 谷口秀夫,
“KVM上の複数VMの動作に対応した機密情報の拡散追跡機能,”
情報処理学会シンポジウムシリーズ(CD-ROM), vol.2017, no.2, ROMBUNNO.3D3‐1, 2017年10月.
- 森山英明, 山内利宏, 佐藤将也, 谷口秀夫,
“KVMにおける機密情報の拡散追跡機能の高速化,”
情報科学技術フォーラム講演論文集, vol.16th, pp.191‐192, 2017年9月.
- 森山英明, 山内利宏, 佐藤将也, 谷口秀夫,
“KVMにおける機密情報の拡散追跡機能における性能改善策,”
情報処理学会全国大会講演論文集, vol.79th, no.1, pp.1.13‐1.14, 2017年3月.
- 森山 英明,木下 椋司,菅沼 明,
“KVMにおけるControl Groupsを利用したCPU資源割当て制御の評価,”
電気・情報関係学会九州支部第68回連合大会講演論文集,p.555,(2015.09).
- 森山 英明,木下 椋司,菅沼 明,山内 利宏,谷口 秀夫,
“CPU資源の割当て制御によるKVMの動作制御評価,”
第14回情報科学技術フォーラム(FIT2015)講演論文集,第1分冊,pp.217-218,(2015.09).
- Ryoji Kinoshita, Hideaki Moriyama, Yohei Ishikawa, and Akira Suganuma,
"Effectiveness of Priority Control Method by Using Cgroups in KVM,"
30th International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications, pp.570-573, (2015.06).
- 吉村 幸太,田端 優貴,森山 英明,
“拡張現実感技術を用いた学校案内システムの研究,”
平成26年度電気学会九州支部高専研究講演会講演論文集,pp.71-72,(2015.03).
- Ryoji Kinoshita, Hideaki Moriyama, and Akira Suganuma,
"Proposal of Priority Control Method in KVM, "
1st ACEIAT and 3rd JTSTE 2014, pp.121-124, (2014.08).
- 木下 椋司,森山 英明,
“KVMにおける優先度制御法のCPU資源を考慮した評価,”
第19回高専シンポジウムin久留米講演要旨集,p.125,(2014.01).
- 宮﨑 加奈,森山 英明,
“携帯端末を用いた部活動支援システムの提案,”
第19回高専シンポジウムin久留米講演要旨集,p.191,(2014.01).
- 大塩 悠貴, 近藤 一輝,眞崎 瑛里,森山 英明,石川 洋平,菅沼 明,橋爪 康知,深井 澄夫,野口 卓朗
“有明高専における企業連携型アプリ開発教育の試み,”
日本産業技術教育学会第26回九州支部大会講演要旨集, p.133,(2013.10).
- Yusuke INOUE, Shuhei KUMANO, Kazuki KONDO, Masumi OGISHIMA, Akio SHIMIZU, Hideaki MORIYAMA, Sumio FUKAI, and Yohei ISHIKAWA,
"A Framework of MicroBlaze and PetaLinux on FPGA, "
JTL-AEME 2013, 2013.
- 森山 英明, 山内 利宏, 谷口 秀夫,
“KVMにおける優先度制御法の有効性,”
第12回情報科学技術フォーラム(FIT2013)講演論文集, 第1分冊, pp.225-226,2013.
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最終更新日:2024.11.07