1月15日(土)開催の第21回高専ハカセ塾八代キャンパス会場では、「葉脈しおりをつくろう!」及び「クロミズムって何?」を実施しました。
12月に八代キャンパス会場の成果発表会を実施しましたが、今回は、今年度のハカセ塾応募者にも御案内し、受講生間の交流と来年度の講座案内も兼ねて2本立ての講座を企画しました。しかし、感染症が急激に拡大する中、オンラインでの参加希望者が増えましたので、急遽、オンラインと対面のハイブリッドの形で講座を実施しました。
一つ目の講座「葉脈しおりをつくろう!」の講義及び実験の指導は、リベラルアーツ系の上土井先生が担当しました。まず、対面での参加者は、葉脈しおりにするヒイラギやヤブツバキなどの葉を構内で取り、その葉を薬品で煮ました。煮る時間が長いので、二つ目の講座を先に実施し、講座後に葉肉を歯ブラシでこすって取り除き、ラミネートフィルムで挟んだりレジンで固めたりしてしおりやオブジェを作りました。
二つ目の講座「クロミズムって何?」の講義及び実験の指導は、拠点化プロジェクト系の二見先生が担当しました。物質の色などが外部の刺激により可逆的に変化する現象であるクロミズムについて、実験を行いながら学習しました。講座では、溶媒により色変化するソルバトクロミズム、温度変化により色変化するサーモクロミズム、光により色変化するフォトクロミズムについて実験を行い、オンラインの参加者にも色を確認してもらいながら講座を進めました。
今回、対面参加者が2名で、オンラインの参加者が9名でしたが、オンライン参加者からも質問があり、積極的に参加してくれましたので、ハイブリッド型としてうまく講座を行うことができました。